ケーキ用の小麦粉選びをバターカステラの製法から学ぶ。
それでどれがいいか調べてたら、粒子の細かいもの、微粒粉、国内産にフランス産。選ぶ選択肢が多いのもなんだか困っちゃうよ〜
しっとりふわふわ。お菓子づくりにおいての決め台詞の一つ。これは製法、レシピに基づく部分で、良質な小麦粉は小麦の等級が高いほど良い。という観点から見られがちです。
しっかりと混ぜ合わせる事、キチンと火を通す事で、焼き菓子もスポンジケーキも思いの他うまく焼けてくれます。そして、時間が経つとべちゃべちゃとした口どけになるものとは違う、しっとり感のあるお菓子が焼けます。
今回はバターカステラの製法を見ながら、極論の製法かもしれませんが、混ぜる事の必要性を見ていただければと思います。
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バターカステラの製法
割卵したたまごに、はちみつ上白糖を加えて温めます。
上白糖は粒子も荒いのですが、焼き菓子に加えると色ツヤもよく、微粒子のグラニュー糖に比べると、熱による膨張率も高くなります。
微粒粉の薄力粉、葛粉、ベーキングパウダーを加えて粉気がなくなるまで混ぜ合わせてから、ビーターを使ってミキシングします。
通常、泡立てはホイッパーをセットするのが基本ですが、パウンドケーキでバターをすり合わせる時に使用するビーターを使用して空気を含ませます。
生地が白っぽく泡立ち、ビーターの筋がくっきりと出てきます。
アツアツに熱した低水分バターを生地に注ぎ入れて、ミキサーから下ろして全体をムラなく丁寧に混ぜ合わせます。
生地はテフロン加工したパウンド型に分割して、180度のオーブンで30分ほどかけて焼成します。
焼き上がりはほぼ倍ほどの高さにボリュームが出ます。
冷ましたカスティーリャを切り分けます。
断面を見ると、均一に目地が揃っているのがわかります。
普通の薄力粉との違いについてもそうだし、灰分もパーセンテージが書かれていて、数値がまちまちだし。どうやって選べばイイんだろ?
カスティーリャは美山のもみじたまご、水分量を抑えて作る、乳味の強い低水分バターを使うこだわりの詰まったお菓子です。
カスティーリャは16cmサイズのみの販売です。詳細はこちらから
クッキーについての小麦粉の使い方についても紹介しています。詳細はこちらから
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