Mandel stollen
マンデルシュトレン(Mandelstollen): アーモンド(ドイツ語ではマンデル)を20%以上含むシュトレン 。
ドイツ発祥のクリスマスパンのシュトーレン。日本では「シュトーレン」で名が通ってるのでこちらで商品名を採用してます。
ブリオッシュ生地と同様の仕込みですが、最初に小麦粉、砂糖、イーストを混ぜ合わせて、牛乳と全卵を入れてさらにミキシング。「中種」を仕込みます。
中種の完成^ ^
スパイスミックス、バニラシュガー、レモンパウダー、小麦粉で中種を覆い、ラップと濡れタオルを被せて予備発酵。
シュトーレンのスパイスミックス。
シナモン、ジンジャーがベースのミックスですが、他にもフェンネル、クローブ、カルダモン、コリアンダー、アニス、メースのパウダーをブレンドした、個性的な香りです(∩❛ڡ❛∩)
バターと自家製ローマッセ(マジパンペースト)、ゲランド海塩。
グラニュー糖も加えて、バターとローマッセをふんわりとするまで泡だてます。
一次発酵が完了。粉を押し上げて、中種が膨らんだ様子がわかります。
泡だてたバターに中種を加えてミキシング。本捏ね。
生地に加える、オレンジとレモンピール。いちじくとレーズン。そしてアーモンドとくるみ。
ナッツとフルーツミックスを加えた後に、ベンチタイムを取り、分割、成型へ。
棒状に延ばしたローマッセを置いて丸め込み
いよいよ本発酵に。しかしながらパンとは違い、二倍以上に膨らむ様な発酵はさせず、みっちりとした質感のまま、フロアタイムを取ります。
焼成、焼き上がりヽ(=´▽`=)ノ
焼き上がりの熱々のまま、溶かしたバターに投下!
バターの油分を含ませた後、やはり熱々の状態で粉糖をまぶして被覆させます。
クリスマスアドヴェントの代表格のシュトーレンは、日本に於ける鏡餅の立ち位置で、保存性も問われます。バターの油膜、糖分を被覆させるのは保存性高める効果も。もちろん真っ白な出で立ちは赤ちゃんの「おくるみ」をイメージした、キリスト教徒達の大切なお祝いのお菓子でもあるのです。パンほど発酵させないのも、保存性を高める理由もあります。イースト然りですが、日本では麹が馴染み深いですよね。ケーキに出せない深い味わいや奥深さを与えてくれるイーストのお菓子は熟成が進むに連れてより美味しくなっていきます。
来週末、15日より販売開始予定ですo(^▽^)o
それまで完成品は非公開ということで、、、楽しみにお待ちくださいね