春採れ果実のスイーツ出来上がりました!

『せとか』は清見オレンジ『温州みかん×トロピタオレンジ』とアンコール『キング×地中海マンダリン』の交配種にマーコット『温州みかん×オレンジ』を交配して誕生した新品種の柑橘です。人気の美味しい柑橘のいいとこどり! つややかな外皮はとても薄く、中は果汁たっぷり。種も無く、じょうのうもとても薄くて柔らかなので皮ごとお召し上がりいただけます。濃厚でコクのある甘さは絶品です。

そんなせとかの美味しさに惚れ込み、せとかの美味しさを存分に堪能できるお菓子をつくりたい!

という想いから生まれた
タルトレットショコラ せとか

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型取りしたカカオのサブレに、ヘーゼルナッツパウダーとヘーゼルナッツプラリネ、カカオパウダー、バターと玉子を混ぜ合わせたタルトショコラノワゼットを焼き上げます。

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焼きあがったタルトに、皮を剥いて身を切り分けた時に出る果汁を染み込ませ、クリームにしっとり感を持たせます。

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カスタードクリームを絞り、せとかをタルトの上に丁寧に「積み上げ」ます。

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奥がオレンジ。手前がせとかですが、見た目は大ぶりなみかん。

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左) せとか 中) 伊予柑 右) オレンジ

色合いも鮮やかなマンダリンオレンジですね。

積み上げたせとかの上に絞るのはベネズエラカカオのミルクチョコレートホイップクリーム。
ハイカカオのミルクチョコレートながらすごくすっきりとした味わいが印象的なのはこのベネズエラカカオ自身が含む柑橘系のアロマによるため。
ジューシーな果実の味わいを損なわず、チョコレートと調和する。がコンセプトの選択です。

仕上げにもう一手間。

みかんのように薄い皮をさいの目にカットして炊き上げた「せとかコンフィ」をシャンティショコラ、つまりはチョコレートホイップクリームに添えました。水から果皮を茹でこぼすこと3回。シロップで炊き込むこと小一時間。
ギュッと凝縮された果実の味わいを楽しんでもらえるかと思います。

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徳島県産、只今収穫中のあま〜い人参をコンフィチュールに。
そして甘みの後に続く酸味が特徴的な清見オレンジをマーマレードに仕上げた二層仕立てのコンフィチュールもオススメですよ。
さわやかな、ジンジャーにも似たカルダモンを忍ばせて瓶詰めしてあります。

今回紹介した作品はどちらも素材感を活かして「調理」する。をテーマにしあげたものです。旬の食材を存分にお楽しみいただけるかと思いますのでぜひお試しくださいませ。

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