ウィーン伝統菓子[カルディナールシュニッテン]。パイの香ばしさがたまらない[いちごの生パイ]
いちごと紅茶のカルディナール
カルディナールシュニッテンはウィーンの代表的な銘菓。[カルディナル]は、ローマカトリックの教皇に次ぐ聖職者で、司教の最高位である枢機卿を意味する。[シュニッテン]は、ほどよい大きさに切り分けた菓子のこと。また、メレンゲの[白]と、ジェノワーズの[黄色]の組み合わせはカトリック教徒の旗の色と同じである。
本場ウィーンでは泡立てたコーヒー風味のクリームを挟むのが一般的ですが、今回はフレッシュなプティガトーとして仕上げました。
カルディナールの象徴、ビスキュイの構成。
グラニュー糖と泡立てたふんわりのメレンゲ。両サイド、中央に二段重ねに絞り出します。メレンゲの「壁」の中には卵黄と全卵を泡立てたジェノワーズ(スポンジ)生地。少量の小麦粉を加えた、軽い口あたり。
絞り終えた生地に、粉糖を振りかけてオーブンで50分程かけてじっくり焼成します。
紅茶はダージリンティをセレクト。
クレームシャンティ(ホイップクリーム)と混ぜ合わせたクリームを絞り出し、半割りしたいちごを並べて、カスタードクリームといちごのジャムを絞ります。
いちごのジャムは自家製。
すっきりとした、キレのいい味わいのローズマリーはちみつを加えて炊き上げたオリジナルレシピ。このジャムを加えることによって、いちごの風味と味わいを補強する大切な「ソース」の役割を果たしてくれます。
切り分けた断面。
カルディナルのポイント、ビスキュイの色合いもきれいですね。
このお菓子、湿気にはめっぽう弱いので、湿度が低い時期のみの販売となってしまいます。。。是非ともお早めにチェックしてみてください!
いちごの生パイ
フィユタージュ(パイ生地)を敷き込んだ上に、アーモンドクリーム、前述のいちごのジャムを絞り入れた土台。
朝一のオーブンでじっくり、しっかり焼き込んだパイタルト。
カスタードクリーム、旬ですね、いちごを並べて、ホイップクリームをたっぷり絞り、さらにホイップクリームの中にいちごのジャムを再び注入。
あとは砕いてクラム状に崩したパイをホイップクリームの上にまぶして、粉糖を振りかけて完成です。
こちらの商品もいちごの時期と湿度が低い時期。「旬」を選んでの販売となってます。こちらもぜひともお早めにどうぞよろしくお願いします!