ケーキ屋がつくる、テイクアウトスタイルのクレープシュゼット
オレンジとショコラブランのクレープシュゼット風
クレープシュゼット。
あまりにも有名なアシェットデセールなので、内容は割愛しますが。
テイクアウトのケーキとして再構築したこのお菓子を解剖します。
クレープ生地に包まれた、土台は4つのパーツで構成されてます。
オレンジジュース、パッションフルーツ果汁と卵黄を合わせて炊き上げたカスタードクリーム。
クレープシュゼットにおいて重要なお酒。
オレンジコニャックはフランス、アルザスで蒸留されたものを、オレンジカスタードに加えて味わいに深みをつけます。
オレンジのシブーストクリーム。
オレンジカスタード単体では口溶けが単調になってしまうので、少しふんわりとしたテクスチャーを加えて、食感の変化と口溶けの変化、両方に訴えかけます。
オレンジカスタードと同じく、ジュースでカスタードを炊き上げて、イタリアンメレンゲを混ぜ合わせる。シブーストクリームの定義そのままに仕込んであります。
↑イタリアンメレンゲ。
卵白に熱いシロップを注ぎ入れて泡立てる、しっかりとしたメレンゲです。
ふんわり感が際立ちます。
全体を覆うのはホワイトチョコレートとオレンジのムースショコラ。
ミルキーなコクと、ここでもオレンジコニャックを加えて、オレンジの風味を豊かに仕込んであります。
アーモンドリッチなビスキュイジョコンドカカオをはさんでベースは完成です。
仕込んだ「ベース」を切り分けて、クレープで包み込んだら完成です。
ソースとなるテクスチャーは加えませんでしたが、しっとり感、クリーミーさを十分に満喫していただけるかと思います。
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