チャイティーとレモンカードでミルクティーのスイーツを仕上げる
チャイ。主にインド地方で、香辛料を使ったマサーラー・チャイもよく飲まれている、ショウガの他、カルダモン、シナモン、胡椒、クローブなどの粉末が使われることが多い、フレーバーティーの代表格のチャイをベースに組み立てた新作を紹介します。
当然ですが、チャイティーですのでミルクティーの淹れ方にもこだわり、スパイスにおいてはシュトーレンをはじめとした上質なものを取り揃えていますから、香り高さは自信を持って提供できます。マスカルポーネ、アングレーズ、タルトダマンドなど、おなじみのパーツで組み立てていますので、食べやすさにも配慮してます。
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アッサムベースのミルクティとレモンカードを取り入れた英国スタイルの紅茶のスイーツ
シナモン、そして生姜にも似た香りのカルダモンパウダー。
卵黄に熱いシロップを注いで泡立てる「パータボンブ」
ふんわりと泡立て、コクが有りながらも軽い食感のパータボンブ、泡立てたホイップクリーム、そしてマスカルポーネチーズに先述のシナモンとカルダモンパウダーのミックスを加えて
スパイシーなマスカルポーネムースを仕上げます。
土台のタルトは、こんがりと焼き上げた タルトダマンドに、ブリティッシュな風合いをプラスする意味合いも込めて、レモンカードを薄く絞り出しました。
伝統的なレモンカードはたっぷりのバターが入りますが、軽い味わいに仕上げたいので、ペルシュスタイルではバターは加えずに炊き上げました。
アッサムミルクティーの煮込み。
アッサムCTC、ミルクティー向けに最適な粒状の茶葉と牛乳を一緒に煮出し、2分くらいかけて茶葉を煮出し
追加の牛乳を加えて、さらに煮出します。
茶葉を濾して「濃く」煮出したミルクティーとフレッシュクリーム、卵黄を混ぜ合わせてアングレーズクリームを炊き上げます。
クリーミーでゆっくりと口の中に広がるミルクティーの味わいを楽しめるように、泡立てたテクスチャーは加えずにロイヤルミルクティーの濃厚なクリームに仕上げました。
ふんわりとしたマスカルポーネムースと、つややかなミルクティーのアングレーズクリームの対比。
異なるテクスチャーのクリームを組み合わせる事で、口どけに時間差が生まれるのです。スパイシーな香り、マスカルポーネのコク、ロイヤルミルクティーの香りと味わい。。。
レモンカードをセットしたタルトダマンドでフタをして冷やし固めます。
断面図。
くぼみにはロイヤルミルクティーのソースを流し入れてありますので、より紅茶の味わいが楽しめると思います。
秋の味覚、完熟洋梨をタルトに仕上げる
タルトレットポワール
秋も深まり、洋梨をいよいよ本格的に旬を迎えましたね。
フレッシュな完熟の洋梨のタルト。
ここでは洋梨の「加熱の旨み」をひと手間加えて、二種類の洋梨の美味しさを感じていただきます。
完熟でジューシーな果肉をキャラメルでソテーします。
全体をキャラメルで絡めて
バニラを加えて、弱火でじっくり水分が抜けるまで火にかけます。
最後に洋梨のオードヴィ(リキュール)を注ぎ入れてフランベします。
冷ましてからタルトダマンドの土台にカスタードクリームを絞り出して、フレッシュ、キャラメルソテー、二種類の洋梨で飾れば出来上がりですよ!
季節のフレッシュフルーツの味わいをタルトと共にお楽しみくださいね。
ペルシュブログでも洋梨のタルトを紹介しています。こちらからどうぞ
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