初夏のデザート 南仏風、アジアン風。
アマンドラ
2種類のアーモンドクリームとアプリコットを組み合わせた初夏のデザート。
土台部分としてフランス産小麦粉とバター、アーモンドパウダー、卵を入れて焼き上げたサブレはサイコロ状に。
ライスクリスピーと共にホワイトチョコを絡ませて、湿気り防止、コクを加えてカップの底に散らします。
2種類のアーモンドクリーム。
軽いタイプのアーモンドブランマンジェは、シシリー産アーモンドパウダーにアーモンドミルクを加えて温めます。もともとアーモンドミルクにも香りが付いているので、より香りが強いアーモンドクリームに。抽出液はどろりとした濃いリキッド状ですが、アーモンドオイルによるものです。
泡立てたホイップクリームと合わせて、サブレの上に流し入れます。
アーモンドのダックワーズで蓋をして
アプリコットのコンポートは、乱切りした果肉、ピューレを煮上げて、コーンスターチでとろみをつけたもの。
もう一種類のアーモンドのクリームはマジパンローマッセ。アーモンドのペーストをチョコレートと同じようにガナッシュ状にして、ホイップクリームと合わせるスタイルで仕込みます。
皮付きマルコナアーモンドで仕込む風味豊かなアーモンドをそのままクリームにしたので、濃厚さも味わえますよ。
仕上げにはアプリコットカスタードをサンドしたマカロン、アーモンドミルクのパンナコッタなどを添えて、プロヴァンスを意識しました。焼成したサブレとダックワーズには玉子を使いましたが、クリームは香りを楽しんでもらうためにムダは排除して構成しました。
マンゴのトランシュ
別立てのスポンジ生地に、マンゴのピューレと生クリームをたっぷり配合して焼き上げた、鮮やかな黄色いフルーツビスキュイ。
牛乳の代わりにマンゴのピューレで炊き上げたカスタードクリームもマンゴの味わいがぎゅっと濃縮されたリッチな味わい。
スポンジとクリーム。2種類のテクスチャーのマンゴを交互にサンドした”トランシュ”を切り分け、クレープで全体を覆います。
アップルマンゴ、ホイップクリーム、ラズベリーとブルーベリーで飾って完成です。
マンゴ好きのための、マンゴ尽くしのお菓子です。旬のアジアンフルーツをケーキに昇華させてみました。旬をたっぷり楽しんでくださいね。