ひな祭りのデコレーションケーキや、特別なスイーツのまとめ
ひな祭りのお祝いにケーキ。
この風習が根付き、ひな祭りにホールケーキや、ショートケーキなどの需要が高まりましたが、今回はひな祭りの風習、習わしなどを意識しながら新作のケーキについても解説を踏まえていきますね。
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ひし餅の色の意味と桃の節句に込められた想い
本来のひし餅とは天地が逆となってしまいますが、大地に根ざす「緑色」を、よもぎではなく、ピスタチオで表現します。
バヴァロアピスターシュの仕込みは、ピスタチオペーストと牛乳を温めながら、すり合わせた卵黄とグラニュー糖に注ぎ入れて(画像は牛乳と卵黄を合わせるところ)殺菌温度(82°C)まで煮上げます。
香りづけに少量のキルシュ、保形のためにゼラチンを加えて裏ごして冷却します。
ピスタチオペーストが加わる分、油脂量が増えるためアングレーズベースは一旦乳化状態をきちんと形成させておきます。
泡立てたホイップクリームとアングレーズを合わせ、バヴァロアを完成させます。
ホワイトチョコレートのなめらかなクリーム、ミルクリゾット入り
洗って浸水させておいた福井県産コシヒカリ。牛乳と桜の葉の塩漬けを入れてじっくりと炊き上げます。
製法はお料理のリゾットと全く同じです。。
温めた牛乳にゼラチンを加えて、ホワイトチョコレートに注ぎ入れたガナッシュベース。
泡立てた低脂肪生クリームと合わせたら
室温で熱をとったリゾットを加えて混ぜ合わせていきます。
リゾットの質感が重たいため、ゴムヘラで全体がムラなく混ざるように注意して仕上げます。
仕上がりは綺麗な白の「清浄」な色合いです。
グラスの底に流し込んであらかじめ冷凍して冷やし固めておいた、いちごとピーチのソースの上にリゾットクリームを絞り出します。さいの目程度にカットしておいた、ホワイトチョコレートのブラウニーを埋め込みます。いちごも適当な大きさに切り分けて全体に散らして、ピスタチオのバヴァロアをセットします。
表面にはピスタチオペーストで仕込んだグレーズで仕上げます。
弥生色のヴェリーヌ
グラスの底部分に流し入れるソースのいちごとホワイトピーチ。
桃の節句にちなんで、いちごとピーチの組み合わせですが、魔除けとしての桃。こちらにもぜひ注目していただきたいものです。
ソースの香りづけには、あんずの「仁」で有名な、アマレットを使用しました。
桃の種を意識したセレクトであるのと同時に、いちごや桃といったフルーツとも好相性ですよ。
弥生色。にはもちろん3月という季節感を表す言葉を加えています。
ひな祭りに限らず3月中販売予定ですので、お試しいただければ幸いです。
ひし形デコレーション
ひな祭り限定、ひし形の型で焼き上げたスポンジ、3枚にスライスしていちごと生クリームのサンドで仕上げています。ぼんぼりのローソク、ゼリーのひし餅も飾りに使用しています。
ひし形には、災厄を除こうという気持ちが込められているとも言われているようです。
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